2010年06月22日

Envoi

SN3D05690001.jpg

夏至を迎えた昨日の朝、オープンしたてのカフェに行った。開店したばかりの店が往々にしてそうであるように、そのカフェのスタッフも少々焦り気味。案の定、注文したアイスのカフェラテを作るのを忘れ、ぼくより後の2、3人の客がオーダーした飲み物を先に出した。ぼくは、できるだけやさしい口調で、カフェラテはまだかと店員に尋ねた。すると、今度は30秒ほどで出てきた。ずいぶんインスタントなカフェラテだなと思ったが、もちろん口には出さない。

カフェラテを受け取り、店の奥に予め確保しておいた席に座った。その席の脇の道路に面している店の壁は、すべてガラスばりになっていて、光がよく入る。天井も高くて、とても気持ちがいい。即席のカフェラテも、案外おいしく感じた。そんな日常の小さな幸せに浸りながら、ふと目を横に向けると、そこに彼がいることに気づいた。彼は、ひとりで別世界にいるかのような、とても美しいエメラルドブルーの胴体と、ディープブルーの羽を持っていた。そのあまりに鮮烈で、生々しい自然の色彩を目にした瞬間、ぼくは自分が都会の真ん中にいることを忘れた。しばし、彼のふるさとであろうはずの、深い森のイメージに思いを馳せた。やがて我に返ったぼくは、あることに気づいた。それは、このコンクリートだらけの都会も、生命に溢れる森や山と「つながっている」ということ。その当たり前の事実は、都会に生きるぼくを、どこかでちょっと安心させてくれた。ぼくの夏の滑り出しは、上々だ。


【関連する記事】
posted by たつ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。